【専欄】中国の新聞で騒がれた「単身老人駆逐策」の顛末 ノンフィクション作家・青樹明子 (3/3ページ)

 さて、一般庶民の反応は賛否両論である。「店側の言い分はもっともだ。老人たちの行為は実に恥ずかしい」「高齢者は寂しい生活を強いられている。憩いの場を剥奪されたら、彼らは行く場所がない」

 現代中国では、最も運の悪い世代が、今の中高年層である。若い頃は文革で辛酸をなめ、改革開放後はリストラの憂き目に遭う。年金はわずかで、子供たちは出稼ぎに行って、家では独りぼっちというケースも多い。

 店側の言う当然の論理と高齢者の言い分。これを解決できるのは行政のみかもしれない。(ノンフィクション作家・青樹明子)

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