
たくさんの種類が並ぶ「anello」ブランドで人気のキャロットカンパニーのショールーム=大阪市中央区(南雲都撮影)【拡大】
価格は4千円前後と手軽なうえ、カジュアル、フォーマルさまざまな用途に選べるバリエーションの豊富さから、若い世代から年配の人まで、幅広くファンを集めている。口金タイプの売上総数は、今年の8月までに発売から1年9カ月で200万個を超えた。
10万円でも…
一方、1個10万円の高額な「リュック」を販売するのは、土屋鞄(かばん)製造所(東京都足立区)。ランドセルメーカーの同社が創業50年を記念して昨年11月に、ランドセルづくりの技術を生かし数量限定で発売したのが「大人ランドセル」だ。
上質な革を使い、職人が一つ一つ手作りで製作。小学生向けのものよりもスリムな形状で、ビジネスシーンでの利用を想定したA4サイズが入る大きさにし、使い勝手にも配慮した。
これまで6回発売してきたが、発売のたびに数時間で完売するほどの人気を誇る。黒と茶色の2色はスーツにも合う落ち着いた色合いで、とりわけ「30~40代の男性に支持されている」(同社担当者)という。
これまでにもたびたびリュックサックがはやることはあったが、近年のブームは特定の世代や性別に限らない。ノートパソコンやタブレット端末を含め、持ち歩く荷物が増えているビジネスマンなど、従来はリュックサックを使わなかった層にまで広がっている。
海外の有名女優がランドセルを使用している姿が紹介されたことから、日本のお土産として購入する訪日客も増えている。リュックサックブームはさらなる盛り上がりを見せそうだ。