「こどもの日」を前に、和歌山県串本町沖に設置された「海中こいのぼり」(串本ダイビング事業組合提供)【拡大】
「こどもの日」の5日を前に、ダイビングスポットとして知られる本州最南端の和歌山県串本町沖に、赤や青、オレンジといった色とりどりの「海中こいのぼり」が設置された。波に揺られ、ゆったりと泳ぐこいのぼりの周りを、キビナゴなど魚の群れがきらびやかに彩る様子が幻想的だとダイバーから人気だ。
串本町沿岸は暖かい黒潮の影響でさまざまなサンゴが生息するなど、貴重な生態系が国際的にも注目を集めている。こうした海をPRしようと、「串本ダイビング事業組合」が平成25年から企画。今年は4月20日に設置し、今月8日まで楽しめる。
串本町潮岬沖約200メートルの水深10メートルにある岩場にロープを張り、2~5メートルほどのこいのぼり11匹をつないだ。地元で漁が盛んなカツオやマグロののぼりもある。
担当者は「豊かな海で、季節を感じ楽しんでほしい」と話している。