【海老蔵さん会見詳報(1)】涙で言葉詰まらせながら「『愛してる』といって…そのまま旅立ちました」 (1/2ページ)

妻の小林麻央さんを亡くし、報道陣の前で気持ちを話しながら涙を見せる、歌舞伎役者の市川海老蔵=23日、東京都渋谷区(寺河内美奈撮影)
妻の小林麻央さんを亡くし、報道陣の前で気持ちを話しながら涙を見せる、歌舞伎役者の市川海老蔵=23日、東京都渋谷区(寺河内美奈撮影)【拡大】

 歌舞伎俳優、市川海老蔵さん(39)が23日午後、東京・渋谷の東急Bunkamuraシアターコクーンのホールで自身の公演終了後に記者会見を行い、がんで闘病中だった妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が死去したことを明らかにした。「愛してるといって、旅立ちました」。約400人の報道陣が詰めかけ、騒然とする会場で約20分間、海老蔵さんは涙を流しながら、気丈に言葉を継いだ。

 会見の詳報は以下の通り。

     ◇

 《午後2時35分過ぎ、海老蔵さんは黒いスーツとネクタイ姿で会場に現れた。報道陣のカメラの無数のフラッシュを浴びた顔は、憔悴(しょうすい)しきった様子だった》

 「このたびは、ご報告するようなことではないのですが、今朝、家の周りに多くのマスコミの方がいらっしゃいましたので、ご報告も義務だと。昨日夜に妻、麻央が旅立ちました。思った以上に、皆さんに伝わったのが早かったので、多くの方にご迷惑のかからないようにと。ブログなどで妻のことを応援してくれた方々のためにも、(この場を)設けさせていただききました」

 《一言一言をしぼり出すように語る海老蔵さん。ひとしきり話し終えると、報道陣との質疑応答に移った》

 --麻央さんとの最後のときは

「彼女が旅立つ間際、『愛してる』と…」