【高論卓説】国を信じて「クニ」には不信 日本人は「子」を叱り育てる「親」であれ (2/3ページ)

 日本人はどうか。政府と国民の間柄は、まるで親と子だ。中国同様に基本的に政府に従うが、国民が「子供」であるため、反抗期になるとマスコミを先頭に、どうでも良いことで駄々をこねてひっくり返る。自立心もなく建設的提案もない。

 当たり前だが、民主主義・国民主権の下では、本来、「国民が親で、政府は子」である。「政府が親」の中国とは違う。「子たる政府」が救いがたい悪事を働いたため、親として見捨てるならともかく、加計学園問題を見ていると、いわば「鉛筆一本盗んだ」だけで、マスコミにあおられて大騒ぎをしている。

 私に言わせれば、事の本質は、規制を墨守する文部科学省と規制を突破しようとする特区担当との争いであり、議論に負けた側(文科省)の一部が、マスコミを利用して醜く騒いでいる。政権中枢側は、矮小(わいしょう)化しようとして元次官の醜聞を流す対応をしたり、文書管理が甘かったり、という意味で「鉛筆一本盗んだ」くらいの罪はあるが、更正できないレベルでは全然ない。

 むしろ、森友学園問題の方は、なぜ巨額の値引きをしたかのプロセスが見えず、財務局内部の闇を表に出すべきだという点で、しっかりとした対応が必要だと思う。だが本来、「親」としては、日欧経済連携協定(EPA)の対応、北朝鮮問題への対応など、より国益に直結する話について「子」を見守り、叱るのが筋だ。もちろん、代わりの「子」が今より良いか否かを冷徹に見る視線も重要だ。

昨今のマスコミや国民のレベルを見ていると…

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