
新アトラクション「SUPERNINTENDOWORLD」の着工式=大阪市此花区(前川純一郎撮影)【拡大】
相互に強み合わせる
関空やUSJとの連携を始めた任天堂は、ゲーム機の販売不振や円高などの影響で24年3月期から3年連続で営業赤字に陥るなど一時は不振だったが、現在は好調に転じている。
スイッチは発売した3月だけで世界で274万台を販売。ゲーム雑誌「週刊ファミ通」を発行するカドカワによると、国内でも6月までに販売台数が100万台を突破し、一世代前のゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」を大幅に上回るペースで推移している。品薄になるほどの人気で、任天堂は30年3月期の連結業績予想で9年ぶりの増収を見込んでいる。
関空とUSJにとって、任天堂を取り込む狙いはなんと言ってもマリオに代表される世界で通用するブランド力の活用だ。関空とUSJは直通のリムジンバスでの相互送客などですでにタッグを組んでいるが、さらに魅力を高める必要から任天堂を加えた強力トライアングルが実現した。
現在は好調な関空とUSJも一時は不振に苦しんだ。不振を乗り越えて復活を果たした3者が相互の強みを合わせることで、関西経済にも多大な恩恵が生まれそうだ。