【スポーツbiz】東京五輪公約 「技術の祭典」に不可欠 (3/3ページ)

衆院選候補者の街頭演説を聞く有権者ら=15日、東京都台東区
衆院選候補者の街頭演説を聞く有権者ら=15日、東京都台東区【拡大】

 2012年ロンドン大会は別名「ソーシャリンピック」と呼ばれ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)社会拡大の基盤を築いた。14年ソチ冬季大会はネットワーク仮想化やBYOD(私的デバイスの活用)に大きく道を開いた。さらに、16年リオデジャネイロ大会では空港や市内の交通管制システムにICTが活用された。

 半年を切った18年平昌冬季大会では、5世代(5G)移動通信技術を導入するとともに、4K、8K放送の実験も行う。

 ◆IoTの進化予測も

 20年東京は、あらゆるモノがインターネットにつながる「モノのインターネット(IoT)」による進化が著しい大会になるとの予測がある。モノが人工知能(AI)と接続して端末でそれらを操作する。自動車も家電も、出入国管理や翻訳など、あらゆることに関わるインターネット技術。その出発点とする構想が今、練られている。そのための環境整備を急がなければならない。

 オリンピック、パラリンピック開催後、確実に、景気は落ちる。公共投資がなくなる分、それは必然である。一方で、新たな取り組みが、その後の日本を変えていくだろう。

 「ビヨンド2020」。真剣に考えるためにも、公約に掲げ政策を語ってほしかった。(産経新聞特別記者 佐野慎輔)