「ウナギ少女」炎上の志布志市がまた騒動…でも謝罪文が悪くなかった (2/3ページ)

鹿児島県志布志市のふるさと納税特設サイト
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  • ふるさとチョイスのPV数ランキング。鹿児島県志布志市は殿堂入りしている

 なにせ去年の炎上騒動があり「目立ちたがり屋の勘違い自治体」といったイメージがすでについているわけで、そこが組織的なアクセス吊り上げ工作をやっていたという「またか!」的なところがあるわけだから。大体において「迷惑と心配」について謝るのはもはや古臭いのである。「迷惑と心配」というボヤっとしたものではなく、「セコいこと・みみっちいことをした」という明確な落ち度に謝ってはいかがか。

 今回の場合は「誤解を与えたのであれば申し訳ありません」を使っていないだけ若干の評価はできるところだが、正直これまで同市に寄付した人間からすれば「鰻をちゃんと送ってくれさえすればそれでいい」としか思えない。

◆またか! 歯切れの悪い「ご心配やご迷惑」

 お詫び文を読み進めると、志布志市がふるさと納税に関して、いかにコツコツ取り組んできたかという説明に続く。

 〈中でも、全国に在住する一人でも多くの方々に志布志市を認知し、理解していただくために、様々なポータルサイトでの情報発信には関係者一丸となって取り組んでおります。〉

 --これは市民に対する釈明だろう。この「頑張って仕事してます!」をアピールするのは悪くない。そして、報道された返礼品の「お気に入り」登録数ランキングが上位に入っていることについては、志布志市のこれまでのPR活動の成果だと主張。そしてこう続ける。

 〈こういったふるさと納税制度の重要性を市職員が認識するために、情報サイトを閲覧し、PV数を上げるように呼びかけていたというのは事実でございます。今後はこれまでの取組みをもう一度精査し、ご寄付いただいた方々をはじめ、全国の皆様にご心配やご迷惑をかけぬよう真摯に取り組んでまいりたいと考えております。〉

 事実を明確に認めるところはいいのだが、やはりまた「ご心配やご迷惑」が出てくるのが歯切れが悪い。今回の件の問題は市民からすれば「またやらかしたのか!」ということであり、市民ではない寄付者からすれば「セコい自治体にカネ払っちまったな」という気持ちになることだろう。だとすれば、「ご心配やご迷惑をかけぬよう」これから「真摯に取り組んで」とするよりもこう書けばよかった。

 「他の自治体に負けたくない--そういった気持ちが過度に出て実に恥ずかしいことをやってしまいました。これからは一般のユーザーの皆様の民主的なアクセスによりランキングが正確に反映されるようにします。志布志市の魅力的な返礼品の本当の実力で勝負する所存でありますので、情けない気持ちになってしまった方にお詫び申し上げます。作為的に作られたランキング、といったイメージもつけてしまい、生産者の皆様には心からお詫び申し上げます。今後とも素晴らしい品の数々を提供いただけますよう、ご協力のほどお願い申し上げます」

役所の「横並び体質」 最たるものが返礼品競争