米大リーグ開幕が29日(日本時間30日)に迫る中、エンゼルスに移籍した大谷翔平選手の日本ハム在籍時の野球カード人気が健在だ。国内外のファンが買い求めて価格が高騰。ネットオークションで1枚50万円超の値段が付いた例もあり、注目が集まっている。
「イチローや松井秀喜がメジャー移籍した時と比べても、人気の過熱ぶりは異常だ」。福岡市のトレーディングカード専門店「ミント福岡店」の店長、林田健一さん(39)は話す。去就が注目を集めた昨年10月ごろから米国やアジア圏など海外ファンからの注文や問い合わせが増え、大谷選手のカードを求める台湾からの来店客もいたという。
国内では、日本野球機構(NPB)や球団の許諾を得てベースボール・マガジン社などがプロ野球選手のカードを発行。大谷選手の相場は数倍に跳ね上がり、ミント福岡店では1枚200円で取引されていたものが9枚組8千円で売れるなど、品薄状態が続いている。
特に人気が高いのは、大谷選手がデビューした平成25年のカード。プロ初年度はプレミアが付きやすいとされ、枚数限定品や直筆サイン入りは数万円から数十万円で取引されることもある。
大谷選手は米トレーディングカード大手のトップス社と契約を結び、新天地でのカードも出始めた。予約が殺到し、販売店は希望数を入荷することも難しい状況だ。林田さんは「大谷選手が活躍すればカードの取引はさらに盛り上がるだろう」と期待を寄せている。