“秋の味覚の王様そっくり”の「バカマツタケ」 奈良県森林技術センターが人工栽培に初成功 (1/2ページ)

人工栽培に成功したバカマツタケ
人工栽培に成功したバカマツタケ【拡大】

  • 「バカマツタケ」の菌糸を密着させるウバメガシの苗木

 本家より強い香り

 秋の味覚の王様、マツタケに味も香りもよく似た食用キノコ「バカマツタケ」の人工栽培に、奈良県森林技術センターが全国で初めて成功した。今後は栽培技術をキノコ農家に伝え、安定生産を目指すという。高級なマツタケそっくりな味と香りをお手軽価格で堪能できる日が来るかも-。

 バカマツタケはマツタケの近縁種で、同じくキシメジ科キシメジ属のキノコ。マツ科の針葉樹に発生するマツタケと異なり、クヌギなどの広葉樹林に生える。名前の由来は諸説あるが、マツタケよりも一足早い時期に発生することから、その名が付いたとされる。

 存在が知られるようになったのは戦後になってからで、知名度は低いが、北海道の南部や本州、九州の一部地域では食用キノコとしてなじみがあり、一盛り1万円程度で販売されることもあるという。

 気になる味はどうか。サイズはマツタケよりもやや小ぶりだが、味や見た目はそっくり。“本家”よりも強い香りが特徴だ。同センター森林資源課の河合昌孝課長は「ほとんどマツタケと同じ。素人目には分からないと思う」と話す。

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