
「TOKIO」の山口達也元メンバー(46)の起訴猶予処分を受けて、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が発表したお詫びのコメント【拡大】
宮崎氏は誰かに許してもらおう、手を差し伸べてもらおう、と考えることなく謝罪をしたからこそ、現在はテレビに金子氏と一緒に出るなどし、少しずつ評判を高めつつある。山口はそうした手順を素っ飛ばし、元々いた特権の椅子に戻ろうという下心を見せた。それはひとえに「許して欲しい」という気持ちを見せたからである。
謝罪の目的は「許しを得る」ことではなく、「謝罪の気持ちを伝える」「反省の色を見せる」である。「許しを得る」はあくまでもその謝罪の内容と態度、そしてその後の行動を見た相手(ないしは世間)が決めるものなのだ。今回の山口の失敗は一般人にとっても参考になるものであろう。
【プロフィル】中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう)
ネットニュース編集者
PRプランナー
1973年東京都生まれ。1997年一橋大学商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ではCC局(現PR戦略局)に配属され、企業のPR業務に携わる。2001年に退社後、雑誌ライター、「TVブロス」編集者などを経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『謝罪大国ニッポン』『バカざんまい』など多数。
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【ニッポンの謝罪道】はネットニュース編集者の中川淳一郎さんが、話題を呼んだ謝罪会見や企業の謝罪文などを「日本の謝罪道」に基づき評論するコラムです。更新は原則第4水曜日。