【地球を掴め国土を守れ】技研製作所の51年(28)「売り上げの7割は海外」目標  (2/2ページ)

ミャンマーの山岳地帯の道路復旧工事で活躍するサイレントパイラー
ミャンマーの山岳地帯の道路復旧工事で活躍するサイレントパイラー【拡大】

 ミャンマーでは、3年前の土砂災害で被災した山岳地帯の道路復旧工事を行った。今後も、同国の技術者に技術移転を行い、全土のインフラ整備でサイレントパイラーが使用されることとなった。

 両国の工事ではいずれも、仮設工事のスペースを必要としないサイレントパイラーによる工法の特徴が発揮された。

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 今後、アジアにおけるODA事業の増加が見込まれることから、技研製作所は今年、ODA事業部を新たに設置した。

 また、国際圧入学会によるセミナーがアジア各地で行われており、9月には、高知工科大学で第1回の「圧入工学に関する国際会議」が開催される。

 北村は近い将来の会社の姿をこう語る。「現在は純然たる日本人の企業だが、これからはアジアや欧米の人たちが社員として高知から世界に新工法を発信できるようにする」

=敬称略

 首都直下、南海トラフの地震や多発する水害の危機が迫る中、独創的な工法が注目を集める「技研製作所」は創業50年を迎えた昨年、東証1部上場を果たした。この連載では、北村精男が一代で興した同社が、世界企業として発展してきた半世紀を追う。