凝ったものでは、仮想通貨の情報提供をかたる手口も。古くなったウォレット内の仮想通貨を別のウォレットに移す方法を「画像付きで説明します」として偽サイトに誘導。そこで操作に必要な情報として、IDとパスワードを入力させるわけだ。
仮想通貨を不正に得る手口としては、乗っ取った他人のパソコンで「マイニング(採掘)」と呼ばれる作業を行うことが主流だった。
トレンドマイクロの岡本勝之セキュリティエバンジェリストは「今後は(フィッシングのような)直接的に窃取する手法も拡大してくるだろう」と注意を呼び掛けている。