【近ごろ都に流行るもの】「進化形フリーズドライ食品」 カツカレーに親子丼…驚きの復元力 (1/3ページ)

 お湯をかけるだけですぐに温かな食事ができるフリーズドライ(凍結乾燥)食品。その進化がスゴイ。カツカレーや親子丼、水でもどるサラダなど、汁ものだけではない本格グルメが続々誕生している。時短はもとより、軽くて長期保存できる特性にも注目。豪雨、台風、地震…と自然災害が相次ぐなか、栄養価の高い非常食としても活躍の場を広げている。(重松明子、写真も)

 茶色の四角い物体にお湯をかけ、箸でほぐすとアラ不思議。カツが現れた。ご飯に載せたらカツカレーの完成です!

直前まで四角い塊だったとは思えないチキンカツカレー(手前)など、すべてがフリーズドライ食品だ

直前まで四角い塊だったとは思えないチキンカツカレー(手前)など、すべてがフリーズドライ食品だ

 スプーンで口に運ぶと、タマネギの甘さと生クリームのコクがまろやかなカレーに、コンガリした肉の歯ごたえが絡み合う…。フリーズドライの進化が堪能できるこの商品は、アマノフーズの「チキンカツカレー」(2食入り1200円)。

 7月末から1万5千セット限定で販売され、JR横浜駅近くのアンテナショップでは「品切れ間近」、通販でも「今月中に完売しそう」という人気である。

 「カツカレーを調理した後に、フリーズドライの加工を施します。お湯による再現が難しいカツは牛、豚、鶏の各部位で実験し、形状や食感がより良く復元できた国産鶏のささみ肉を選びました。工程の細部に工夫をこらしています」。アマノフーズを展開するアサヒグループ食品の中田あや担当課長は現場の苦労を代弁した。

「匠」を中心に挑戦