日産のゴーン会長逮捕へ 報酬過少申告疑い 東京地検特捜部

日産自動車のカルロス・ゴーン社長
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 日産自動車(本社・横浜市)のカルロス・ゴーン会長(64)が自身の報酬を過少に申告した疑いがあるとして、東京地検特捜部が19日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で、ゴーン氏を任意同行したことが関係者への取材で分かった。事情聴取を始めており、容疑が固まり次第、逮捕する方針。過少申告額は億単位に上るとみられる。

 ゴーン氏は、1954年ブラジル生まれ。17歳で渡仏、仏・国立高等鉱業学校でエンジニアリング学位を取得。78年にタイヤメーカーのミシュランに入社し、90年に36歳で北米ミシュラン会長に抜擢(ばってき)された。

 96年にルノーのシュバイツァー会長(当時)のヘッドハンティングでルノー上席副社長に就任。ルノーと日産の資本提携を機に99年6月、45歳で極度の経営難にあった日産の最高執行責任者(COO)に就任した。2001年6月から社長兼最高経営責任者(CEO)となった。

 日産では「リバイバルプラン」を策定、2万人規模の従業員削減や主力工場閉鎖などの大リストラを断行、「コストカッター」の異名を取るが、わずか1年で大幅赤字から黒字へ「V字回復」を成し遂げた。

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