
新元号を発表する菅義偉官房長官=1日午前、首相官邸(川口良介撮影)【拡大】
政府は1日午前、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定した。菅義偉官房長官が記者会見で発表した。
菅氏は、新元号「令和」の出典は万葉集であることを明らかにした。中国ではなく日本の歌集から採用されたのは確認される限り、初めて。
新元号を記した政令は同日中の天皇陛下による署名・公布後、皇太子さまが新天皇に即位される5月1日午前0時に施行される。皇位継承前の公表は憲政史上初めてで、改元に伴う国民生活への影響を最小限にすることを重視した。645年の「大化」から数えて248番目の元号となる。
菅氏は、新元号「令和」について「国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざすよう努める」と述べた。
新元号の考案者については公表しないと説明した。理由について、本人が秘匿を希望している上、公表すれば特定の個人との結び付きが強調されるとした。新元号を除く元号原案についても、数を含めて公表しないと明らかにした。
菅氏の記者会見に続き、安倍晋三首相も正午ごろ記者会見し、新元号の意義を自ら国民に説明。安倍首相は会見で、新元号「令和」について「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている」と述べた。
宮内庁の西村泰彦次長は1日、新元号について天皇陛下には山本信一郎長官から、皇太子さまには西村次長から、それぞれ報告されたと明らかにした。
皇太子さまは「にこやかにお聞き届けいただいた」(西村次長)という。