書類選考、合否は5分で決まる! 一瞬で伝わるエントリーシートを書く

 

 4月も半ばに差し掛かり、企業の本選考への応募書類であるエントリーシート提出に追われている就活生も多いのではないでしょうか。

 弊社の調査によると、1社のエントリーシートにかける時間は、「最も志望度が高い企業」で平均4・8時間。最も志望度が低い企業でさえ平均1・7時間という結果でした。1人当たりのエントリーシート提出社数は平均約20社なので、エントリーシートにかける時間は少なく見積もっても40時間に及びます。

 企業はどの程度エントリーシートを読むかというと、実はエントリーシートでは選考しない企業が約半数に及びます。選考する企業の中でも、約7割は1枚当たり「5分未満」で合否の判断をしています。

 ただでさえ、説明会や筆記試験などで多忙な時期に、ちゃんと読んでもらえないかもしれないエントリーシートに労力をかけるべきなのか、と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、時間をかけて読まれないからこそ、一瞬で伝わるようなエントリーシートを書くべきなのです。

 エントリーシートは、書類選考だけでなく、その後も面接の度に資料としても利用され、記載内容の説明を求められます。適当に書いたエントリーシートのせいで面接がうまくいかなかった、という話もよく聞きます。

 では、一瞬で伝わるエントリーシートを書くにはどうすればいいのでしょう。一番大事なのは、読み手の立場で考え、書くように訓練することです。「自分が伝えたいことではなく、相手が知りたいことを書くようになったら、書類選考で落ちなくなった」という学生もいました。

 エントリーシートのよくあるテーマとして、「自己PR」「学生時代に頑張ったこと」「失敗・苦労した経験」などがあります。企業側は「輝かしい経歴」や「苦労話」、「アルバイトの業務内容」を知りたいわけではありません。エピソードを聞くことで、どのように考え、行動する人物なのか、自社で継続的に能力を発揮できるのか、などを評価したいのです。読み手(企業)の視点で考えると、判断しやすくなるはずです。

 しかし、最終的に自分の書いたものが客観的に見て「伝わるか」を、自分自身で判断することは難しいですよね。そんなときは、複数の人に添削をしてもらうことをお勧めします。少なくとも3人に見てもらいましょう。どこがどんなふうに伝わったか、どこが伝わらなかったか、など率直な意見を聞き、修正することで、より「伝わる」エントリーシートになるでしょう。(キャリタスリサーチ・松本あゆみ)

                   ◇

 就職活動に関する疑問や体験をお寄せください。読者の参考になるものは、就活リサーチで紹介させていただきます。〈メール〉life@sankei.co.jp〈FAX〉03・3270・2424