いきものがかり、活動休止を発表 「ここらで一度、自由に」

 
人気バンド「いきものがかり」。左から水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊(宮川浩和撮影)

 3人組音楽グループ「いきものがかり」が5日、グループ活動を休止することを公式サイトで発表した。メンバー3人は連名で、「放牧宣言」と題したメッセージを寄せ、「10年間、3人で一生懸命に頑張ってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います」と説明した。

 グループのスタッフは公式サイトで、「リフレッシュのために、いったん各自のペースでメンバーそれぞれの可能性を伸ばす」と活動休止の理由を説明。「彼ら(3人)の帰る場所がいきものがかりであることに変わりはありません」とした上で、「この放牧期間は、いきものがかりが、より皆さまに愛していただける存在へと成長するための大切な時間だと考えております。新しい一歩を踏み出す3人を、引き続き温かく見守っていただけましたら何よりでございます」としている。

 いきものがかりは平成18年にメジャーデビュー。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」や、NHKのロンドン五輪・パラリンピックのテーマ曲「風が吹いている」など多数のヒット曲を手掛け、昨年大みそかの第67回NHK紅白歌合戦にも出場した。

 いきものがかりが公式サイトで発表したメッセージ全文は次の通り。

     ◇

 「いきものがかり放牧宣言」

 10年間、3人で一生懸命に頑張ってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います。

 好きなことをやってみたり、新しいことをはじめてみたり、ぼーっとゆっくりしてみたり、行ってみたかったところへ旅に出てみたり。

 それぞれの未来を、もっと広げるために。

 3人の物語を、もっと長く、もっと楽しく、続けるために。

 いきものがかり放牧宣言。

 ここでひとまず「今まで、ありがとう。」

 そして「これからも、よろしく。」

 いきものがかりは3人が帰って来る場所です。

 またみなさん笑顔で、会いましょう!

 それでは行ってきます。

 放牧!

 いきものがかり 水野良樹・吉岡聖恵・山下穂尊