だから、リクルートが今年7月に公表した大学生・大学院生対象の「就職活動実態調査」結果には驚いた。1人あたりのエントリー社数で最も多かったのは21~50社で33%を占め、101社以上も11.9%にのぼった。業種や会社を絞り込み、短期集中型に重きを置いた筆者からすると、この数字には正直、首をかしげたくなった。
超就職難の今、筆者のように、楽観的に活動できる人は少ないだろう。とにかく1社でも内定を確保したいと、多くの会社にチャレンジする心理もわからなくはない。けれど、多くの企業を回るうち、1社ごとへの思い入れが希薄になり、対策も不十分にならないかと思ってしまうのだ。
いくつもの会社から不採用を申し渡され、自己否定されたような気になって鬱状態に陥る学生も少なくないと聞く。だったら思い切って発想を転換し、より絞り込んだ企業に、より“のめり込んで”みてはどうだろうか。筆者のような考えは、果たして厳しい現実にそぐわないのか、みなさんの意見をお聞かせ下さい。(佳)
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