使えるスキルを発見して上手にアピールする方法!「私のキャリアはつぶしがきかない」の大誤解:第3回
自分自身のキャリアを考えたときに、「専門的すぎる仕事をしてきた」「汎用性が低い業務にしか携わってきていない」などと不安になることがあるかもしれない。しかし、「つぶしのきかない仕事」は存在しない。ビジネスパーソンとして経験を積んでいる以上、自分で気づいていないだけで、たくさんのアピール素材を持っているはずなのだ。今回はそんな「つぶしがきかない病」を払拭するための思考法を紹介しよう。
【case3】「取扱う商材が特殊で…」と悩む印刷会社の営業の場合
<これまでの経験>
●入社6年、一貫して営業職を経験
●主に一般企業を対象とする、販促物や社内報などの印刷物のコンサルティング営業
●新規開拓営業とルート営業は半々ずつ
●顧客の経費削減・ウェブ化によって、受注件数、額ともに減少傾向
●いかに安く、クオリティーが高いものを納品できるかが勝負
<ネガティブな考え方>
「印刷会社ってかなり特殊ですよね?印刷手法とか、紙の種類とか、インクの種類とか…自分の持っている知識はかなりマニアックな気がする。しかも最近は社内報をメール化したり、社内用SNSで代替していたりするし、インターネット広告なんかもあるので、チラシを出したいという企業も減っているような…。自分の持っている力は同業界でしか活かせないし、今後活躍の場がなくなってしまうのではと不安で仕方ないや…」