ブッダのように何処でも目をつぶるのが「日本らしさ」。ほんの5-10分の電車内でも座れば目を閉じ、見も知らぬ隣の人の肩に寄り掛かる。治安の良さのおかげだ。
しかし、話を聞きたいと呼んでおきながらミーティングのテーブルの向こうで舟をこぐ。わざわざ講演会に足を運んで来ているのに寝息をたてる。暇つぶしに来る人がいると分かっていても、話す立場としては萎える。
日本のビジネス「マナー」を知らぬ外国人の場合、ショックはもっと大きい。
ぼくが「ビジネスチャンスの可能性が高い」とヨーロッパから連れて行った外国人が参加するミーティングで、日本側出席者に一人でも寝落ちされると、「あれで関心が高いのか?」と問い質される。「そうだ」と答えて信用されるはずがない。そこで事前に「日本では人の話を聞きながら眠る失礼な輩がいるが、よくあることだから、気にしないように」とアドバイスをしておく。それでも目の当たりにするとがっかり。そして不愉快のコースをたどる。
寝落ちは高度経済成長期の長時間労働が生んだ「賜物」なのか?