「倒産の前兆」逃げ出す準備いつから? プロが教える典型パターン (3/5ページ)

そういう優秀な人は取引先から「ウチで働かないか」と声もかかるし、自分で部下を数人引き連れて独立してしまうケースも多い。普段から営業のトップの動向には気をつけておくといいでしょう。同じように、目安になるのは経理部長。会社の財務を知り尽くしている経理部長が見切りをつけて会社を辞めたら、見込みがないのでは、と疑ったほうがいいと思いますよ。

●社長の出社時間が遅くなる

中小企業の場合は、社長自ら金策に回ります。取引先に営業に行くのなら訪問先を周りの人に告げますよね。でも金策に行く場合は、どこに行くか告げないで出かけるんです。中小企業は、よほど経営状態がよくないと社長秘書は置かないので、秘書を代行している総務課長などに社長の行く先を聞いてみるといい。社長の行く先不明が頻繁にあるようなら、金策に走っている可能性が高くなります。

そして、いよいよ危なくなると、社長は知り合いや親せき、昔の同級生などあらゆる人に借金の打診を始めます。そのとき「経営が苦しいから貸してくれ」とは言わない。「新しく事業を始めたいので銀行の融資が下りるまでつなぎで一時金がいる」などと嘘をつくことが多い。そうすると人は後ろめたくなって夜、眠れなくなる。朝も起きられなくて出社時間が遅くなります。

業績をきちんと出している会社の経営者は朝が早い

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