街中で「日本の原風景」
生活保護受給率の高さなど多くの課題を抱える大阪市西成区を活性化させる「特区構想」の一環として、未利用の市有地を転用した畑で生活保護受給者が野菜作りに取り組む計画が、公募で8月に就任した臣永(とみなが)正広区長の発案で進行している。
近隣の市立天王寺動物園(天王寺区)がゾウの糞(ふん)から作った堆肥を提供。生活保護受給者の生きがい作りや空き地の有効活用、収穫物の給食利用など一石何鳥もの効果を狙う。
将来は農園化して牛やヤギなどを飼い、大阪の街中で「日本の原風景」を復活させる構想も描いている。
着想は「ゾウの糞」
民間出身で町長経験もある臣永区長の発案は、フリーライター時代、同動物園のゾウの糞から作った堆肥が人気で、週末に市民が行列を作るという話題を取材したのがきっかけだった。