同店の村松修子(なおこ)さん(38)は「最近の飲み会は、パワハラにならないよう上司もアルコールを強要しない。飲める人も最初はノンアルコールで、飲酒量を調節しながら飲まれているようです」と話している。
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ビール以外でも伸びるノンアルコール市場
ノンアルコールビールを販売しているサントリー(大阪市北区)によると、今年のノンアルコールビールの市場は5年前の10倍以上に増加する見込みだ。
人気の理由は、アルコールだけでなく、カロリーや糖質もゼロした商品開発に成功したこと。健康志向の高い男女がターゲットで、ビジネスランチで打ち解けた雰囲気を演出▽早朝の会議に影響がないよう夜のビールをノンアルコールにする▽小さな子供のいる母親たちがママ会で盛り上がるため-など、さまざまな広がりが出ているという。
カクテルやワインといったビール以外のノンアルコール飲料も人気で、今年は昨年の2倍以上に市場が広がる見通しだ。