「大企業の役員クラスの頭ではもう無理!今の速い変化に追いつけない。追っているフリをしたって無駄。そこから去れとは言わないけど、邪魔はしてくれるな」
先週、日本に滞在し何人もの若手や中堅のビジネスパーソンと会って耳にタコができるほどに聞いたセリフだ。ぼくに限らず誰もが聞き飽きている。
役員クラスの意識変革を期待するだけ時間の浪費。だから引退するのを待ちながら新しい世代が決定権を持つのを応援しよう、との意見も増えてくる。もちろん新しい世代がそれまでに切磋琢磨しないといけない。そこで社内外で新しい動きがあるが、まだ全体的な構図を変化するには至っていないから焦燥感が募る。
若手は説得を諦めるしかないのか?
「えるまっぷガールズ」というグループがある。ぼくが仲間と推進しているローカリゼーションマップ(lmap)の女の子版だ。女子高生から20代半ばまでの女性たちが活動している。
グループは佐野里佳子さんという26歳の女性が運営する Over the Rainbowによって主宰されている。同ブランドは米国で社会問題の解決に立ち向かっている人達の服を買い付け、元持ち主のストーリーをつけてヴィンテージファッションとして売っている。
「すてき!」と呟いて服を買った子たちは、服と一緒になったストーリーを読み、「ああ、こういう社会とのかかわりがあるんだ!」と知り、当事者意識や自分なりの社会参加意欲が芽生える。これが狙いだ。