さまざまな仲間とのつながりの意識を反映させたセルフカバーアルバムを発売したT.M.Revolutionの西川貴教さん=東京都内(栗橋隆悦撮影)【拡大】
共演などをきっかけに、「一緒に音を出したり、新たなクリエーションにつながったり」と輪は広がっていった。
そのことを改めて大きく感じたのは東日本大震災後だ。チャリティーを立ち上げたところ、「仲間が応援し、支えてくれる。みんなが協力してくれる」ことを実感。人とのつながりや、そのつながりの中にいる自分を感じる機会が多かったことをつとに感じたという。
布袋とも震災直後に新潟で行われたイベントで同席。それ以前からお互いに見知りはしていたものの、このときに初めて深く話をしたことで、今回のアルバムに「蒼い霹靂」のギタリストとしてゲスト参加してもらうことにつながった。
セルフカバーアルバムは、2006年の第1弾と同様、ライブでのアレンジをベースに楽曲を再構築した。
「CDは、その後のライブなどを楽しむためのガイドというイメージもある」といい、その心は「バンドアレンジや聴衆の声、反応みたいなものが入って初めて楽曲が完成する」という思いだ。