議論は堂々巡り
オスプレイの論点はもっぱら安全性だが、防衛省が公表する資料によれば、事故率自体は米軍運用航空機の平均よりも低い。このため反対論は、政府への不信を前提として、その説明や公表資料が信用できないといった流れに傾きがちだ。論点自体は3年前の時点でほぼ出尽くした感があり、議論のパターンとしては、少し前の震災がれき受け入れ問題と似たような、あまり生産性が高いとは言えない経緯をたどりつつある。
「沖縄の米軍にはたしかに問題多いわけでそれを叩(たた)くのはいいと思うけど、無理やりオスプレイとか原発と絡めたりするからかえって立場を悪くするし問題の本質もどこかに行ってしまう」(匿名掲示板)
今回の大阪府での受け入れ発言については、候補空港を抱える八尾市などへの根回しがなかったことに加え、「大阪の空港を使えても、付近の訓練空域は和歌山~四国のオレンジルートだし…」(ツイッター)と、米軍側ニーズの面からも実現可能性に疑念を示す向きが多い。