育児休業取得率の推移【拡大】
中小は「これから…」
一方で、中小企業の対策はこれからだ。育休そのものがなかったり、あっても職場の人数が少なくて要請しにくかったり…。
厚生労働省が4日発表した平成24年度雇用均等基本調査によると、女性の育児休業取得率は前年度に比べ4.2ポイント低下し、83.6%だった。東日本大震災後の雇用環境の悪化で仕事を失うことを恐れ、小規模事業所や有期雇用の労働者を中心に、育休取得を控える母親が増えたのが原因だ。
「1年でも取りにくいのに、3年なんて飛躍しすぎている」(女性団体幹部)との声も上がる。
医療関連サービス業の協同病理(神戸市)は、出産を控える女性社員のために、20人の社員が全員でアイデアを出し合い、育休や復職制度を創設。最大3年間の育休、復職時の時短勤務制度を新設するなど、手作りで子育て支援をしている。
小川隆文社長は「子育て支援のあり方は各人各様。政府で一律に決められるものではなく、ニーズを細かくくみ取りながらつくっていくべきだ」と話している。(内山智彦)