ネット時代の時間感覚 市場コンテクストの理解を深める (3/3ページ)

2013.8.11 06:00

鈴木喜千也さん

鈴木喜千也さん【拡大】

  • 大黒天は、享和4年甲子(きのえね、文化元年、1804年)で杯の大きさから大の月が正、三、六、八、十、十一、十二月だと分る。絵師は麻布亭気地兼(あざぶていきちかね)。
  • 羽子板を持つ娘は、帯の花の中に数字が隠されている。小、二、四、六、七、九とある。天明八年戊申(つちのえさる、1788年)の大小暦である。絵師は遠山龍雲斎(とおやまりゅううんさい)。

 現在、リアルタイムマーケティングが必要とされる。「今、この時」の発信とフィードバックがキーだ。

 自分自身の経験として思い出すのだが、ファックス全盛の時代、数日で回答が返ってくるのが普通だった。1-2時間以内での返信は「素晴らしい!」とスピードだけで賞賛された。しかしネットでの交信時代がはじまり、特にスマートフォンの普及で数分以内の打ち返しは当たり前である。「一刻」とは秒単位にさえなっている。

 ただ、時間は細かく刻めば刻むほど「グローバル感覚」になると思うと間違う。3月末といえども、花粉症で悩まされているか、サマータイムでウキウキしているかと差がある。

 ある国を知るに数年の生活経験が必要と言われる。今年の夏が過去のそれと比較として暑いのか涼しいのかが判断できるようになった時、人々の表情や感覚に寄りそえるからだ。

 市場コンテクストを理解するに「感覚差」を常に意識する訓練は欠かせない。

 ローカリゼーションマップとは? 異文化市場を短期間で理解するためのアプローチ。ビジネス企画を前進させるための異文化の分かり方だが、異文化の対象は海外市場に限らず国内市場も含まれる。

 安西洋之(あんざい ひろゆき) 上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、独立。ミラノ在住。ビジネスプランナーとしてデザインから文化論まで全方位で活動。現在、ローカリゼーションマップのビジネス化を図っている。著書に『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』 共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。ローカリゼーションマップのサイト(β版)フェイスブックのページ ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih

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