就職活動中の若者の間には、明確な定義がないまま「ブラック企業」という言葉が一人歩きしている【拡大】
認定を受けた企業には、就職説明会の参加機会を優先的に案内する▽若者応援企業としてハローワークで紹介する-などの利点がある。
しかし、認定数は低調気味だ。関西の企業の中には「助成金が出るというわけでもないので…。(出したくない)情報を出す割にメリットがよく分からない」という反応が多い。専門家は「企業側にとって認定を受けることが『ブランド』にならないとうまみがない。企業を多く集めないと、かけ声倒れに終わる」と指摘する。
若者の雇用は景気に大きく左右される。改善傾向がみられる新卒者の就職状況と比べ、リーマン・ショック以降、ニートやフリーターは高止まりが続く。15~24歳の失業率は10年以上前から全世代平均に比べて常に2倍ほど高く、24年は8・1%(全世代4・3%)だった。
安倍晋三政権は6月、「第3の矢」の成長戦略の中で若者の雇用対策に触れ、ブラック企業に関する対策として「相談体制、情報発信、監督指導などの対応策の強化」を掲げた。