セミナーでは、釜山市内でロングステイサロンを運営するコンサルタント会社による不動産の賃貸制度の説明も。その後、参加者は地下鉄で移動し、市場での買い物、救急病院や不動産を見学した。
三重県桑名市の藤田和民さん(68)と裕子さん(68)夫妻は「ドラマの『冬のソナタ』を見てから娘と一緒に韓国へ何度も旅行しましたが、3泊4日ぐらい。もし、長期滞在したら、昔の両班(ヤンバン)(李氏朝鮮時代の支配階級)の家などいろいろな場所を回りたい。病院を見て、医療面での不安もなくなりました」と笑顔で話す。
昨年比30%の激減
日本人年金生活者のロングステイ先として一番人気はマレーシア。温暖な気候で、比較的安い生活費で暮らせるからだ。一方、韓国のデパートやスーパーでの物価は日本と変わらない。なぜ、韓国でロングステイなのか-。理由の一つが日本人観光客の減少だ。昨年、韓国に入国した日本人は前年比6・7%増の351万人で過去最多。しかし、昨年8月の李明博大統領(当時)の竹島上陸や、対馬の盗難仏像返還拒否問題などで対韓感情が悪化。円安の影響もあり、訪韓客が激減し、JTB総合研究所によると、今年7月は昨年より30%少ない約20万人にとどまった。