その治療方法の指針を示すのが日本高血圧学会の治療ガイドライン。2000年から4、5年のサイクルで改訂されている。今回の改訂ポイントは、家庭で測定される血圧値(家庭血圧)に基づく判断が09年版以上に重視されることだ。
最近は家庭や公共施設などに自動血圧計が普及し、自分で測定できるようになった。だが、診察室などで測ると緊張し、上昇するケースが多い。そこで学会でデータを分析し、議論を重ねた結果、診察室と家庭の双方の測定値に開きがある場合、家庭血圧を優先することとした。家庭血圧が正常で、診察室での測定が高血圧の場合は「白衣高血圧」という医師に対する過剰な緊張も考えられるため、自動血圧計を身に付け、24時間の血圧を測定するという方針も示した。
高血圧の診断基準は家庭血圧の場合、収縮期血圧(最高血圧)135mmHg、拡張期血圧(最低血圧)85mmHg、診察室血圧は収縮期140mmHg、拡張期90mmHgとされている。
今回の改訂では、治療により血圧を下げる目標(降圧目標)値を合併症がない場合、家庭血圧で収縮期135mmHG未満、拡張期85mmHG未満とした。