誘客へ高まる地方の演出力 クリスマス☆イルミ、各地で開始 (1/2ページ)

2013.11.16 17:46

 冬の夜を彩るクリスマスイルミネーションが各地で始まっている。電飾のきらめく都会のデートスポットのイメージだが、近年は冬場の観光誘客に活用する自治体が増え、専門家は「地方の演出力が高くなっている」と指摘している。(寺田理恵)

通年型観光へ

 「為替レートが回復したおかげで中国や台湾からの観光客が増えてきた。まだ日帰り客が多いが、冬の閑散期に夜の景観を整備することで宿泊客の増加につなげたい」と話すのは、北九州市門司港(もじこう)レトロ課の担当者。

 明治から昭和初期にかけ、大陸貿易や石炭輸出で栄えた同市門司区の「門司港レトロ地区」は港町としては衰退したが、明治・大正期に軒を連ねた商社や銀行の建物を生かし、観光地としてよみがえりつつある。

 今年は、まちづくり団体と共催で新たに「大正浪漫」をイメージしたイルミネーションを始める。23日から来年2月23日まで、レトロ調の7色のキャップを付けたLED(発光ダイオード)電球で街路樹を飾り、ロマンチックに演出。名称を漢字表記にこだわった「門司港レトロ浪漫灯彩」とするなどアジアからの観光客を意識した。

 神奈川県藤沢市の江の島はイルミネーションに力を入れた結果、関東地方有数の人気スポットに成長した。「12月から定期観光バスの運行が始まる。急いで島内に大型バスの駐車場を整備しなければならない」(同市観光課)と勢いづく。

 湘南といえば夏の観光地だったが、10年前に展望灯台が建て替えられたのを契機に同市は通年型観光へと転換を図った。「海水浴客数は気候による影響が大きく、年間100万人程度の違いも出る」(同)のが、その理由だ。

 かつてクリスマスを中心に実施していたイルミネーションをバレンタインデーまで拡大。同課によると、同市を訪れる年間観光客は10年前の約850万人から現在の約1500万人超に増加した。江の島を訪れる人の数は夏と冬で変わらなくなったという。

 今年も同市や江ノ島電鉄などで構成する実行委員会主催で30日から来年2月16日まで光の祭典「湘南の宝石」が開催され、展望灯台をライトアップするなど島の頂上を中心に幻想的な光の大空間が出現する。

日本人は昔から明かり好き

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