3Dによる演出も
民間施設もイルミネーションを集客に生かす。富士山を望む遊園地「富士急ハイランド」(山梨県富士吉田市)では今夏、入り口に入場無料のテーマパーク「リサとガスパールタウン」を開園。イルミネーションを通年で実施している。9日からクリスマス仕様になり、同県で初めて「3Dプロジェクションマッピング」(建物や空間などに映像をぴたりと重ねて投射する技術)による演出を取り入れた。
富士急行の担当者は「周辺は昼間の観光施設が多く、イルミネーションは富士山観光に来た方が夜に立ち寄る人気スポットとなっている。世界遺産登録を契機に外国人の観光客が増えており、認知度を上げたい」と意気込んでいる。
日本人は明かり好き 夜景に経済効果期待
「日本人は昔から月をめでるなど明かりが好き」とみるのは、夜景プロデューサーの丸々もとおさん。「東日本大震災後に節電で明かりが減ったが、灯火は希望や平和の象徴であると気づいて再点灯していった」と指摘する。
夜景は宿泊を伴う観光客の増加による経済効果が期待できるため、近年はイルミネーションに力を入れる地方自治体が増えているという。「夜の観光資源が他にもある都会より、地方で演出力や技術が進化している。有料で見せる日本独自のシステムが成功した施設もある」と話している。