温泉旅館の多い箱根と違い、周囲に自然しかないのを逆手に取った。普通の温度の風呂もあるが、地元病院の医師の指導で設定した38度のぬる湯が特徴だ。「30分以上つかると体が芯から温まる」といい、露天風呂で眠ったり読書したりする人もいる。
糖尿病に効果!?
ドイツの健康保養地「クアオルト」を手本にした滞在型温泉健康保養地を目指しているのは、かみのやま温泉のある山形県上山市だ。日本で唯一、独ミュンヘン大が認定したウオーキングコースを設定。各コースは歩行速度ごとの運動負荷が評価されており、大気の作用に加えて体力に合った速さで傾斜地を歩くことで高い運動効果が得られるという。
同市クアオルト推進室によると、ウオーキングと温泉の中での軽い運動を組み合わせた場合、糖尿病と関係のあるヘモグロビンA1cの数値が改善されるなどの効果を検証し、市民の健康増進にも活用している。