山形の食文化を生かし、各旅館が摂取カロリーを抑えながら満足感も得られる食事を工夫。同市の担当者は「クアオルトのように騒音のない静かな環境や美しい町並みへの整備も行い、そこに住むことがステータスであり、癒やしになる質の高い町にしたい」と構想のスケールは大きい。
一方、山口県長門市の俵山温泉は湯の持つ力の科学的検証に乗り出した。古くから「リューマチの名湯」として知られる湯治場だが、近年は入湯者が減少。打開策として検証に取り組み、温泉中の豊富な水素が関係していることが分かった。検証結果を公表すると、入湯者が多い日で13%程度増えたという。
今秋、4泊5日の入浴による医学的データを提供してもらうモニターツアーも実施。共同浴場を運営する俵山温泉合名会社の担当者は「データを蓄積し、いずれはドイツのように健康保険で利用できるようにしたい」と話している。