「産地出荷価格」が売りだが、主催団体の一つ、三崎朝市協同組合の土山繁夫理事長は「毎日マグロを見ている仲買人約120人がそれぞれ、マグロ船の漁労長の冷凍技術、漁場や漁期などのデータに基づいたノウハウを持っている。三崎の看板にかけて、その日のために良いマグロを選ぶ。価格だけではなく、おいしさがある」と品質面を強調する。安さで勝負する店もあれば高級品を扱う店もあり、各店に常連客がついているという。
同組合が毎週日曜日に開く三崎朝市にはマグロの柵のほか、尻尾や目玉、皮、頬肉といった珍しい部位が並ぶ。客と店側が1キロ以上ある尻尾を挟んで、「普通の包丁で切れますか」「骨に沿って切れば大丈夫。全部、刺し身にできますよ。皮はさっと湯がいてポン酢か酢みそで」などと会話を交わすのも市場の魅力だ。