米国は優秀な学生ほどベンチャーの門をたたくという風土が形成されている。日本の場合、投資など起業支援の環境がまだまだ未整備な上、学生の大手志向が根強く、ベンチャーを立ち上げたり中小企業を大きくさせたいという気概に乏しい。中小・ベンチャーも、せっかく採用した優秀な学生を育成しきれずにいる。
ジェイックの古庄拓シニアマネージャーは「大手と同じ姿勢で優秀な人材の確保に動くのではなく、どういった人材を採用したいかを明確に考えるときがきた」と指摘する。新しい形の採用活動もその表れだ。
ブラック企業の問題などもあって学生によるブランド志向がさらに強まる中、中小・ベンチャー企業の採用活動は正念場を迎えようとしている。(伊藤俊祐)