ストレス社会に広がる“香り市場”　ＵＳＢメモリー、ペン、蚊取り線香など (2/4ページ)

　２０代、３０代を中心によく売れており、「会社のとなりの席の人の臭いが気になるので…」と使う人もいるという。

　香り付きのボールペン「アロマペンディフューザー　リロマ」を発売したのは、セーラー万年筆（同江東区）。

　ペンの上部を外すとオイルパッドが付いており、そこにアロマオイルを２、３滴染みこませてセット。すると、ボールペンの本体に開けられた穴から香りが出てくる。アロマオイルは「オレンジグレープフルーツ」「ローズマリーシトラス」「ミントユーカリ」「ユーカリラベンダー」の４種類。

　同社は「就職や進学のおしゃれなお祝いとして人気があります。ストレスの多い生活をおくる自分へのプレゼントとしても購入されています」と話す。

　バラの香りの蚊取り線香

　独特の香りをもつ「蚊取り線香」にも、変化が起きている。アース製薬（同千代田区）の蚊取り線香「アース渦巻香」は、「バラの香り」と「アロマグリーンの香り」を発売している。

「やはり、煙が臭いという意見があります。そこで…」