私はこの「コツコツ」、つまり努力こそが、冒頭の質問に対する答えだと信じているが、本書を読んでその意をさらに強くした。言わずと知れた「ホリエモン」こと堀江貴文氏の最新著作。「働くこと」を主軸に氏のこれまで語られてこなかった半生が真摯(しんし)に綴(つづ)られている。一般的なイメージでは「努力」という言葉が最も似合わないように映る方かもしれない。しかし、通読して感じるのは氏ほどの努力家はそうそういない、ということ。本書はひたすらにコツコツと努力を重ねてきたひとりの男の物語であり、人生をよりよく生きたい、成功したい、と願っている人にとってうってつけの一冊になるはずだ。(ダイヤモンド社・1470円)
【プロフィル】野口健
のぐち・けん 昭和48年、米ボストン生まれ。7大陸最高峰、世界最年少登頂記録を25歳で樹立。著書に『確かに生きる』ほか。