動脈硬化の進行具合から脳梗塞や心筋梗塞のリスクを測るLOX-indexは採血検査で済む=東京・代々木のバリューHRビルクリニック【拡大】
若い人からも
動脈硬化の進行具合と血管内にできる血栓が原因の脳梗塞や心筋梗塞の発症までを予測するのが「LOX-index(ロックスインデックス)」。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と大学発ベンチャーのバイオマーカーサイエンス(京都市左京区)が共同開発、NKメディコ(東京都港区)が24年7月から医療機関へ導入し、現在は約140機関で申し込みができる。費用は1万2千円前後が多い。
動脈硬化の指標として血中のLDLコレステロール値が知られるが、動脈硬化はLDLが酸化した「変性LDL」が糖タンパク質(LOX-1)と結合し、血管内皮に障害が起きるのが初期段階。この仕組みを基に、変性LDLとLOX-1の血中量を測定・解析するため、動脈硬化の初期段階をも捕捉するのが特徴で、結果に合わせた状況改善のアドバイスも付く。
健診予定者からの問い合わせで導入を決めた東京・代々木の健康診断専門医療機関の「バリューHRビルクリニック」は「脳梗塞のリスクを知りたいと若い人からも申し込みがある」状況だ。
このほか、千葉大学発ベンチャーのアミンファーマ研究所(千葉市中央区)も隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)リスク評価サービスを提供している。血液検査で健康を脅かすリスクを測る指標は今後も増えそうだ。