広島カープのセ・リーグレギュラーシーズン優勝で0.3%の金利が上乗せされるもみじ銀行の「カープV預金」。定期預金証書を手にする菊池涼介選手(左)と丸佳浩選手【拡大】
消費税が上がり、物価上昇も予想されるが、今あるお金を堅実に預金したいと思っている人は多い。低金利が続く中、少しでも有利な預け先を検証する。(平沢裕子)
高金利のネット銀行
堅実な預金商品といえば、やはり銀行の定期預金。普通預金より金利が高く、途中解約しても元本割れしないことや、万が一金融機関が破綻しても元本1千万円までと、その利息が保護されるので安心だ。ただ、普通預金より金利が高いといっても、大手銀行の場合、満期が1年の定期預金金利は年0・025%。100万円預けて利息は250円(税込み)。
一方、ネット銀行や地方銀行のネット支店では定期預金でも高金利商品もある。
例えば、トマト銀行ももたろう支店の「スペシャルきびだんご定期預金」は預入額が100万円までだが、金利は年0・4%と大手銀行の16倍で、100万円預けたときの利息は4千円(同)となる。同預金は6月2日まで、4周年記念キャンペーンを実施、預入額を300万円までに増額したうえ、金利も年0・45%と通常より0・05%上乗せしている。ただ、募集総額100億円になり次第、打ち切る。口座開設に約3週間かかるので、新しく口座を開設する場合は注意が必要だ。