梅雨から夏は要注意! 食中毒・細菌の対策、3原則が大事 (3/4ページ)

2014.6.8 08:09

調理台をアルコールで消毒する若宮寿子さん。調理台や調理道具は常に清潔に保っておく=東京都江戸川区の「若宮ヘルシークッキングスタジオ」

調理台をアルコールで消毒する若宮寿子さん。調理台や調理道具は常に清潔に保っておく=東京都江戸川区の「若宮ヘルシークッキングスタジオ」【拡大】

 肉や魚はしっかり加熱する。目安は「中心部の温度が75度で1分以上加熱」。例えば、ハンバーグの場合、「箸で穴を開けたとき、赤身の部分がなく、肉汁が透き通っていれば大丈夫」(若宮さん)。生焼けの場合、「蓋をして弱火で蒸し焼きにする」などの方法で中まで火を通す。

 最後に食事。食事前に清潔な台布巾やアルコールを吹き付けたペーパータオルなどで食卓を拭く。アルコールを使う場合、色落ちしない材質であることを確認する。

 料理は清潔な食器に盛りつけ、なるべく早く食べる。すぐに食べない場合は冷蔵庫で保存し、食べる際に十分加熱する。「カレーなどは底までかき混ぜながら加熱する。煮物は少量なら電子レンジで加熱、量が多ければ鍋でもう一度煮る」(若宮さん)

 食事後、まな板や包丁、台布巾などは洗剤で洗い、それぞれ殺菌・消毒して保管。調理台も汚れや水分を拭き取り、全体にアルコールを吹き付けて消毒する。若宮さんは「食中毒のリスクを減らすため、一つ一つの対策を習慣付けてほしい」と話している。

もちろん手洗いも重要

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