エーエムエンジニアリング(大阪市淀川区)が手がける発光ダイオード(LED)照明付きの帽子「TERUBO(テルボ)」(税抜き3800円)が、じわじわと売り上げを伸ばしている。つば先にLED照明7個、つばの裏にスイッチがあり、電池部分を取り外せば洗濯も可能だ。
開発のきっかけは平成20年のリーマン・ショック。本業の塗料販売が住宅需要の落ち込みで苦戦し、「新規事業への挑戦」(営業担当の雨皿貫(あめさらけん)さん)として21年に商品化した。もともとは夜間のジョギングや自転車、釣りなどのレジャー向けだったが、東日本大震災以降は「防災面でも役立つ」と口コミで広まった。
これまでインターネット通販を中心に約8万個を販売。今後は小売店やスポーツ用品メーカーへのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を通じての販売にも力を入れるという。まだ年商の数%程度だが、雨皿さんは「新商品開発やコストダウンも進め、LED関連事業を収益の柱に育てたい」と意気込む。