「家賃や光熱費以外は、ほとんどお金を使いません。保有する株の株主優待特典のみで日常生活は十分送れます」
そういう桐谷さんの財布は紙幣ではなく、各種優待券でパンパンに膨らんでいた。
2度の“どん底”
現在、桐谷さんが保有している株は約600銘柄、時価総額は1億5千万円ほど。「株から得る収入は、配当金が300万円ぐらいで、優待は4~500万円ぐらいですかね」
株式投資を始めたのは昭和59年。日本経済が右肩上がりで発展していたころで、最初は面白いほどもうかったそうだ。だが、多くの個人投資家がそうだったように、その後、バブル崩壊とリーマン・ショックで桐谷さんは2度の“どん底”を味わった。
「信用取引をやっていましたから地獄でしたね。株はもうけようとしたら大ケガします」