特別付録として、食品のラベル表示から添加物の中身を確認できるように、索引機能付きの用語集も掲載した。具体的な対処法、対応策などについて多くのページを割いているのも特徴だ。
私たちは生活と健康のベースとなる「食」とどう向かい合っていくべきなのか。それを真剣に考えさせてくれる現代日本人にとって必読の書であると自負している。(1512円 東洋経済新報社)
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【プロフィル】安部司
あべ・つかさ 1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒業。総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発、伝統食品や有機農産物の販売促進に携わる。食品添加物の現状を訴えた『食品の裏側』は中国、台湾、韓国でも翻訳出版され、70万部を突破するベストセラーに。農水省有機農業JAS判定員。経産省水質第一種公害防止管理者。