パソコンの作曲ソフトを使い、曲を作る山本真梨子さん=東京都町田市【拡大】
卒業後は病気を隠し、デザイン事務所などに勤務。しかし、人間関係に悩み、転職を繰り返し、自宅に籠もるようになった。そのとき、ネットの掲示板にあった都内のバンドのボーカル募集が音楽を始めるきっかけだった。
「詞は高校生のときから書いていたので、バンドのメンバーの勧めで作曲を始めた。パソコンでの作曲の仕方を教えてもらい、思いを込めて歌うことで『どうして自分だけがこんな目に遭うのか』という恨み、つらみが消えた」
活動場所は自室
多くの歌の内容は絶望の中で希望を求める心情や心の痛みなど。過去、1年間ほど音楽事務所に所属し、ライブやラジオへの出演もあった。しかし、事務所は倒産し、体調悪化で入院。退院後は自宅で両親らと暮らし、日課の散歩で体調を調えながら自室で曲作りに励んでいる。
「ライブ活動などは自分の体調に自信が持てず、精神的負担になるから難しい。ネットのおかげで自分の歌を聴いてもらえ、『メロディーが良いね』などの反応があるとうれしい。病気とは長い付き合いになると思うが、無理せず、良い曲を作りたい」と話している。