電車内携帯オフ、指針緩和後も関東は継続 「電波は危険」と誤解も (3/3ページ)

2014.8.31 12:03

東京メトロの優先席付近には携帯電話の電源オフを求めるマークが至る所に掲示されている

東京メトロの優先席付近には携帯電話の電源オフを求めるマークが至る所に掲示されている【拡大】

 携帯電話でペースメーカーの誤作動が起きた有害事例はこれまでに一件も報告されていない。庄田臨床教授は「現在の携帯電話の電波でペースメーカーの事故が起きる可能性はない」。しかし、電車で繰り返し電源オフのアナウンスが流れることもあり、「混んだ電車は怖くて乗れないと訴える患者が少なくない」としたうえで、「電源オフ規制があるのは日本だけ。ペースメーカー利用の患者さんに誤解を与えないためにも、鉄道会社は電源オフ規制を見直してほしい」と話している。

 ■機器の機能向上で使用制限緩める

 総務省の指針緩和の背景には、ペースメーカーが電波の干渉を受けにくく改良されてきたのに加え、普及が進むスマートフォン(高機能携帯電話)も高速データ通信サービス(LTE)が主流となり、弱い電波でも通信できるようになったことがある。同省が先週、病院など医療機関における携帯電話の使用制限を緩和する指針を公表したのもこのためだ。

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