デング熱対策で都が蚊の採取 ウイルス保有状況調査

2014.9.2 19:33

デング熱の感染場所とみられる公園に、蚊を捕獲するわなを設置する東京都の職員=2日、東京・代々木公園(野村成次撮影)

デング熱の感染場所とみられる公園に、蚊を捕獲するわなを設置する東京都の職員=2日、東京・代々木公園(野村成次撮影)【拡大】

 デング熱の国内感染が相次いで確認された問題で、東京都は2日、感染場所とみられる渋谷区の都立代々木公園に蚊の採集器を設置した。デングウイルスの保有状況を調べる。

 舛添要一知事は同日の定例会見で、「ウイルスを持った蚊が生きている限り、刺されると感染する可能性がある。1カ月ほどで、いま飛んでいる蚊は死んでしまうが、刺されないようにしてほしい」と注意を呼びかけた。

 この日は午前から都職員が、透明な筒の下に網を付けた長さ約50センチの採集器を準備。二酸化炭素(CO2)を出すドライアイスと光で蚊を誘い、ファンの風で網の中に蚊を追い込む仕組みで、湿気の多い木陰の鉄柵などに設置した。

 都によると、園内10カ所に採集器を設置、3日に回収。当面は週1回行う。都では8月26日夕から27日朝にかけても35匹を捕まえたが、ウイルスを保有した蚊はいなかった。

 都は園内に看板を設置し、長袖長ズボンの服の着用や、素足でのサンダル履きを避けるよう注意を呼び掛けている。都が設置している専用相談電話((電)03・5320・4179)には1日までに計283件の相談が寄せられている。

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