同社が、シニア女性を対象にしたネットアンケートで髪についての悩みを尋ねたところ、(1)分け目の白髪(2)ボリューム不足(3)つむじ周りの薄さ-の順に多かった。これらの悩みに対応するのに便利なのが部分用ウイッグ。分け目の白髪やボリューム不足など気になる部分に髪の毛を「付け足す」もので、ウイッグに付属したヘアピンで自分の髪の毛に留めて固定する。いわばヘアアクセサリーを着けるのと同じ感覚だ。
「いかにも『ウイッグを付けた』というものではなく、ちょっと髪形を変えたという感じで、他人が見たら付けているのが分からず、自然に見えるのがポイント。少しボリュームが増えることで5歳は若く見え、鏡を見て、『5年前の自分がいる』とおっしゃったお客さまもいます」(「アデランス銀座」の福井美和子さん)
髪の傷み防止も
気になる値段は同社の場合、レディーメードの部分用ウイッグで3万~30万円台と幅があるが、7万~15万円台が売れ筋という。フルウイッグは5万~20万円台。